空飛ぶ救急車
東日本大地震の被災者の帰郷を支援するため、救急患者を治療しながら搬送できる「機動衛生ユニット」を積み込んだC130H輸送機が21日午前、航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)を飛び立った。2007年の導入後、同ユニットが実際の任務で使われるのは初めて。
ユニットは箱型で、ベッドや医療機材を搭載。医師の資格を持つ隊員も同乗する。
今回搬送するのは岩手県に住む90代女性。心不全を患っていたが、震災で十分な治療ができなくなり、北海道苫小牧市の病院に移った。その後、病状が安定したため家族が地元に戻ることを希望。陸路では容体の急変に対応できないため、空自に搬送要請があった。
輸送機は千歳基地(北海道千歳市)で女性を乗せ、同日午後に花巻空港(岩手県花巻市)に到着する予定。